養護老人ホームについて

  • 養護老人ホームとは

養護老人ホームは全国でも有数で、あまり数が多くありません。入居基準も厳しいので、はじめから選択肢に入れない方も多いと思われますが、いざというときのために覚えておきましょう。

 

「公益社団法人 全国老人福祉施設協議会」が養護老人ホームの入居者像を発表しています。

以下はそのうちの一部です。

 

☆独居の高齢者

☆経済的に困窮している

☆虐待を受けている

☆要支援者

☆要介護者

☆身障者

☆認知症や精神障害をわずらっている方

☆他の施設に入所できない方

☆ホームレス

☆犯罪歴がある

☆賃貸住宅から立ち退きを受けた方

 

上記は一部の例ですが、これだけでも養護老人ホームのカラーが分かりますね。生活保護受給者や障害者など、生活していく上で選択肢が少ない方の最後の砦としての役割があるようです。

 

 

  • 入居条件

☆自立していること

☆65歳以上(相談によっては65歳以下でも可)

☆伝染病などの疾患がないこと

☆長期入院の必要がないこと

 

養護老人ホームの入居条件は各市町村によってさまざまで、実際はそれほどシンプルではありません。

自立していることと書きましたが、健康優良な方ではなく障害のある方が対象ですし、障害があっても日常生活に支障がない方は対象になりません。しかし介護サービスがないため、寝たきりなど重介護の方などは対象外となります。

入居審査は細かく、非常に時間を要するため、早め早めに申請をしましょう。

 

入所相談は施設ごとに受け入れているわけではありません。市区町村役場にある福祉課の窓口や、居住介護支援事業者、地域包括支援センターなどの相談機関で受け付けています。

入居の際は、本人および扶養義務者の養護の状況、経済状況などの調査を受けること、健康診断の結果を提出することが求められます。

 

養護老人ホームでは利用該当者を「養護」することが目的なので、入居は「契約」ではなく「措置」というとらえ方をします。

 

 

  • 主に受けられるサービス

食事サービス

日常生活上のお世話

健康管理

相談業務

レクリエーション

夜間でも緊急事態に対応してくれる

 

 

  • 養護老人ホームのルーツ

養護老人ホームの歴史は長く、はじめは明治時代にまでさかのぼります。

1895年(明治28年)に開設された聖ヒルダ養老院が現在の養護老人ホームの原型です。

長い歴史のなかで変化し、現在の養護老人ホームという名称がつけられたのは1963年(昭和38年)のことです。

 

 

  • 「特別」養護老人ホームとの違い

名称が似通っているので混同しがちですが、特別養護老人ホームと養護老人ホームはまったく異なっています。

 

特別養護老人ホームは要介護高齢者のための施設で、原則要介護3~5に該当する方が利用できます。

社会福祉法人が運営しているので予算も抑えめで利用可能です。

障害レベルが重度の方を優先するので、軽度の場合は入居待ちを覚悟しなければなりません。

基本的に大部屋しかない施設も多いということも覚えておきましょう。

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